へうげもの 七服

 ★★★★★★★★★★×3

 

へうげもの 七服 (講談社文庫)

 千利休の死に様に唸る。

 文句なしに面白い。

 私は千利休の事は余り詳しくないので、と言うよりは殆ど知らないので、何か一つ勉強のために適当な小説を探して読んでみようと思っている。

 登場人物たちの飛び抜けたキャラクターの魅力が、全開になって物語りの中でそれぞれに自在に飛び跳ねる。
 古田織部の微妙な抜け目ない緩さも、老成して更に磨かれていて楽しい。

 シリアスな場面ではキッチリと物語に引き込み、コミカルな場面ではしっかりと笑わせてくれる。

 豊臣秀吉の凄味も、自然な感じで描かれていて良い。

 具志堅用高とペ・ヨンジュンにも笑った。

【『へうげもの 七服』 山田芳裕〈やまだ・よしひろ〉(2011年、講談社文庫)】

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へうげもの 五服~六服

 ★★★★★★★★★★×3

 

へうげもの 五服 (講談社文庫) へうげもの 六服 (講談社文庫)

 巻が進むに従って、面白さが増している。

 登場してくるキャラクター達の魅力も、更に磨きが掛かっているように感じた。

 千利休の圧倒的な凄味と、古田織部の微妙な抜け目のない緩さがたまらない。

 私の一番好きな戦国武将、石田三成の描かれ方が少し残念ではあるが……。(ちなみに二番目に好きな戦国武将が豊臣秀吉)

 話は漫画の感想から離れてしまうが、私も最近になって、何だか、焼き物にほんの少しだけ興味を持つようになった。まあ、焼き物への興味と言っても、主に御飯茶碗と皿に関してだけで、しかも大量生産の安物しか買えないのだが……。

 わび数奇とはかけ離れているだろうが、気に入った茶碗で食うメシは何となく美味いような気がする(ようなしないような)。

 骨董品を集めようとは思わないが、気に入った日常品を使う喜びを、生活の中の一つの遊びとして大切にしていきたい、と、このエントリーを書きながら思い至った。

【『へうげもの 五服』 山田芳裕〈やまだ・よしひろ〉(2011年、講談社文庫)】

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へうげもの 一服~四服

 ★★★★★★★★★★×3

 へうげもの 一服 (講談社文庫 や 67-1)

 書店の文庫本のコーナーで、思いがけず傑作漫画を見つけた。

 講談社で文庫化されていて普通の小説と同じ棚に陳列されていたので、最初、小説と勘違いしてしまった。

 その漫画は、『へうげもの』と言う題名である。どうやら、現在も週刊「モーニング」に連載されているらしい。悩んだ末、その書店に置いてあった一服から四服までを購入した。

 ウィキペディアによると、「へうげる(ひょうげる)」は「剽げる」とも書き、「ふざける」「おどける」の意、とある。

 時は戦国時代、茶の湯や茶器等の骨董に取り憑かれた武将・古田左介の、へうげた活躍を描いている。

 もう、文句の付けようが無い。面白い。ちょっと抜けまくりな主人公、古田左介の魅力が最高である。独特の視点から描かれた織田信長、羽柴秀吉、千宗易といった登場人物も、それぞれに味があっていい。

 いやあ、久しぶりに漫画を心から堪能した。

【『へうげもの 一服』 山田芳裕〈やまだ・よしひろ〉(2011年、講談社文庫)】

へうげもの 一服 (講談社文庫 や 67-1) へうげもの 二服 (講談社文庫 や 67-2) へうげもの 三服 (講談社文庫 や 67-3) へうげもの 四服 (講談社文庫 や 67-4)

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宇宙兄弟

 ★★★★★★★★★★×3

宇宙兄弟(1) (モーニングKC)


 久しぶりに傑作漫画を読んだ。『モーニング』に連載中で、現在(2010.12.20)11巻まで単行本化されている『宇宙兄弟』である。

「ストーリーは以下の通り」

 子供の頃、UFOを目撃した南波六太(なんば むった)と弟の日々人(ひびと)は、二人で宇宙飛行士になる約束をした。

 19年後、弟の日々人は、約束通りNASAの宇宙飛行士となって月に向かおうとしていた。その一方、兄の六太は上司とトラブルを起こして自動車開発会社をリストラされ、無職になってしまっていた。

 再就職のために駆けずり回る六太だったが、どうしても職を得る事が出来ない。

 そんなある日、意気消沈していた六太のもとに、日々人から子供の頃の二人の約束を思い出させるメッセージが届くのだった……。

 ★★★★★★★★★★×3

 もう、漫画喫茶で泣きそうになった。家で一人で読んでいたのなら、確実に号泣していたことだろう。
 ブラボーでベストな作品である事を断言する。
 
兄弟の温かで強い絆が、本当に眩しい。

「以下引用」

「ムッちゃんはあれか? 世界中に何万人といるドーハの悲劇生まれの人間は、誰一人夢が叶わないって言うのかよ」

「ん……」

「宇宙行くの夢なんだろ。諦めんなよ。もし諦め切れるんなら、そんなもん夢じゃねえ」

【『宇宙兄弟』 小山宙哉〈こやま・ちゅうや〉(講談社)】

 六太は、1993年10月28日、サッカー日本代表がカタールのドーハで、ロスタイム終了間際にイラク代表に同点ゴールを決められ、W杯初出場を逃した日に生まれた。そしてその事を様々な場面で言い訳に使ってきた。

 私は六太の事を笑えない。今までに言い訳をするために、どれだけこじつけをしてきた事だろう……。

「以下引用」

「昔から『絶対、絶対』とかる~く言っちゃうけども、世の中に”絶対”なんてないんじゃねーか」

「……。そうだな、世の中には”絶対”はないかもな」

「え……」

「でもダイジョブ、俺ん中にあるから」

【『宇宙兄弟』 小山宙哉〈こやま・ちゅうや〉(講談社)】

 漫画だと思って侮っていると、脳天に強い衝撃を受ける事になるだろう。
 たくさん登場する様々なキャラクターも、それぞれに設定がしっかりとしていて本当に存在感があって魅力的だ。主人公兄弟の両親なんて、もう最高におちゃらけキャラで思わず何度も吹き出してしまった。

 久しぶりに、次巻発売が待ち遠しい漫画に出会った。

宇宙兄弟(1) (モーニングKC) 宇宙兄弟(2) (モーニングKC)宇宙兄弟(3) (モーニングKC)宇宙兄弟(4) (モーニングKC) 宇宙兄弟(5) (モーニングKC) 宇宙兄弟(6) (モーニングKC) 宇宙兄弟(7) (モーニングKC) 宇宙兄弟(8) (モーニングKC) 宇宙兄弟(9) (モーニングKC) 宇宙兄弟(10) (モーニングKC) 宇宙兄弟(11) (モーニングKC)

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ワンピース ②

 ONE PIECE 16 (ジャンプ・コミックス)

 友人のM君曰く、「孫の代まで読み継がせられる大傑作漫画」ワンピースを読み始めて、ちょっとブログが書けません。

 うーん。確かにものすごく面白いですな。

 今から16巻目を読みます。

 じゃあ、そーゆうことで。

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ワン・ピース

 ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)

 友人のM君(35歳)の強烈な勧めに従い、『ワンピース』を読んでみることにする。

 大人気漫画であることは知っていたが、読んだ事は無かった。

 M君曰く、「最低でも20回は読んでる。死ぬまでに100回は読む」そうだ。

 ワンピースについて熱く語るM君の様は、まるで日本の将来について白熱して論ずる幕末の志士のようだった。

「もう、マジでやばい! 超面白い! 話が進むほど面白くなっていく! 笑えるし、泣けるし、もう、絶対にお勧め!」

 M君よ、君は進むべき道を間違ったのかも知れない。君は自分のセールストークの破壊力を知っているのだろうか? 

 M君のセールストークはその瞬間、ジャパネットたかたの高田社長を軽く凌駕していたであろう。

 それでは今から『ワンピース』を読みます。じゃあ、そうゆーことで。

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ヒストリエ(1~6巻)

 ★★★★★★★★★★ ★★★★★★★★★★ ★★★★★★★★★★

    ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)

 傑作漫画を見つけた。

 今も連載されてて人気もある漫画だから、「見つけた」なんて威張って言うことではないが……。

その名は、『ヒストリエ』
 現在、第6巻まで出ている。

 いやあ、面白すぎます。

 この漫画の作者である岩明均は、大人気漫画『寄生獣』の著者でもある。

 まだ完結していないが、大傑作の雰囲気が漂いまくっている。ひとたびページをめくれば、直ぐさま漫画世界に引きずり込まれること必至。

 紀元前のギリシャを舞台に織りなされる物語は、実在の人物エウメネス(後にアレキサンダー大王の書記官となる)の波瀾万丈の生涯を中心に歴史を壮大に映し出していく。

 骨のある面白い漫画をお探しの方には、是非ともご一読あれ。

   ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC) ヒストリエ(2) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(3) (アフタヌーンKC)

   ヒストリエ(4) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)

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