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空手道部創部40周年記念祝賀会

 先日、某ホテルにて行われた、母校の空手道部創部40周年の記念祝賀会に参加した。

 懐かしい仲間達との久しぶりの再会は、非常に嬉しいものがあった。

 祝賀会の中で現役学生とOBによる演武が行われたが、何と言っても我らが同期○○さんによるクーシャンクーは圧巻であった。見ていて、正直、彼女のあまりにもな真剣さに、私は必死に成って涙を堪えなければならなかった(本当の話)。

 一滴でも酒を飲んでいれば、多分、声を張り上げて大号泣していたかも知れぬ。

 クーシャンクーとは、空手の型の一つであり、我ら空手道部では、特にこの型を一生懸命に練習した(型の中では)。

 ○○さんの型を見ている間、私の内部にこみ上げてくる熱のようなものの正体は一体何だったのだろう。実はあれからずっと考え続けている。

 彼女には怒られるかも知れないが、その疑問を解くためのキーワードを二つ私は心に思い浮かべている。

 一つめのキーワードは「一途なひたむきさ」である。

 彼女がクーシャンクーを舞っていた間、あの場を覆い尽くしたのは、彼女が全身から発っしていた剥き出しの「ひたむきさ」であった。気合いの、動作の、表情の一つ一つが、まるで腑抜けた私に、「生きる姿勢を反省せよ」と、叱咤激励してくれているようであった。

 二つめのキーワードは「不器用であるが故に」である。

 まず(○○さんに)断っておくが、本音を書かせていただく。

 彼女は不器用である。いわゆる、持って生まれた空手のセンス(まあ、最終的にはそんなセンスは努力によって凌駕されてしまうものではあるが)、というレベルで言うと、残念ながら「センスが悪い」にカテゴライズされてしまうであろう(しかし、それは彼女自身が思っているほどではない)。

 しかし、今回目の当たりにした彼女のクーシャンクーは、厳しい目で見たとしても「センスが悪い」とは評価されなかった。動作は非常に優等的に丁寧であって乱れも無く、その気迫は充分に(充分すぎるほどに)周囲に伝わってきた。

『セェイ!』

 彼女が舞い終わった瞬間、実は私は、本気で号泣するためにその場を抜け出してしまおうかと思い悩んだほどだった。

「不器用であるが故に」剥き出しに出来た「一途なひたむきさ」は、あの空間を完全に飲み込んで支配していた。最も支配されていたのは、もちろん私である。

 ○○さん、次回、どこかで演武する際には、「ひたむきさと気迫だけは誰にも負けないので、覚悟して見て下さい」と前口上で述べてからにした方がいい。

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