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宇宙兄弟

 ★★★★★★★★★★×3

宇宙兄弟(1) (モーニングKC)


 久しぶりに傑作漫画を読んだ。『モーニング』に連載中で、現在(2010.12.20)11巻まで単行本化されている『宇宙兄弟』である。

「ストーリーは以下の通り」

 子供の頃、UFOを目撃した南波六太(なんば むった)と弟の日々人(ひびと)は、二人で宇宙飛行士になる約束をした。

 19年後、弟の日々人は、約束通りNASAの宇宙飛行士となって月に向かおうとしていた。その一方、兄の六太は上司とトラブルを起こして自動車開発会社をリストラされ、無職になってしまっていた。

 再就職のために駆けずり回る六太だったが、どうしても職を得る事が出来ない。

 そんなある日、意気消沈していた六太のもとに、日々人から子供の頃の二人の約束を思い出させるメッセージが届くのだった……。

 ★★★★★★★★★★×3

 もう、漫画喫茶で泣きそうになった。家で一人で読んでいたのなら、確実に号泣していたことだろう。
 ブラボーでベストな作品である事を断言する。
 
兄弟の温かで強い絆が、本当に眩しい。

「以下引用」

「ムッちゃんはあれか? 世界中に何万人といるドーハの悲劇生まれの人間は、誰一人夢が叶わないって言うのかよ」

「ん……」

「宇宙行くの夢なんだろ。諦めんなよ。もし諦め切れるんなら、そんなもん夢じゃねえ」

【『宇宙兄弟』 小山宙哉〈こやま・ちゅうや〉(講談社)】

 六太は、1993年10月28日、サッカー日本代表がカタールのドーハで、ロスタイム終了間際にイラク代表に同点ゴールを決められ、W杯初出場を逃した日に生まれた。そしてその事を様々な場面で言い訳に使ってきた。

 私は六太の事を笑えない。今までに言い訳をするために、どれだけこじつけをしてきた事だろう……。

「以下引用」

「昔から『絶対、絶対』とかる~く言っちゃうけども、世の中に”絶対”なんてないんじゃねーか」

「……。そうだな、世の中には”絶対”はないかもな」

「え……」

「でもダイジョブ、俺ん中にあるから」

【『宇宙兄弟』 小山宙哉〈こやま・ちゅうや〉(講談社)】

 漫画だと思って侮っていると、脳天に強い衝撃を受ける事になるだろう。
 たくさん登場する様々なキャラクターも、それぞれに設定がしっかりとしていて本当に存在感があって魅力的だ。主人公兄弟の両親なんて、もう最高におちゃらけキャラで思わず何度も吹き出してしまった。

 久しぶりに、次巻発売が待ち遠しい漫画に出会った。

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