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春宵十話

 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

 数学者、岡潔のエッセイ集。題名は、「しゅんしょうじゅうわ」と読む。

 帯には、2009年・日本人として読むべき「品格」の書、とある。

 非常に難しかった。難しいことを、難しく書いてある。教養不足なのだろうか、面白味は感じられなかった。品格も不足しているのだろうか。

「以下引用」
 また例をあげましょう。私が中学生のころ、数学の試験は答案を書き終わってからも間違ってないかどうか十分に確かめるだけの時間が与えられていました。それで十分に確かめた上に確かめて、これでよいと思ってだすのですが、出して一歩教室を出たとたんに「しまった。あそこを間違えた」と気づくのです。そうして、しおしおと家路につくのです。たいていの人はそんな経験がおありでしょう。実は私などそうでない場合のほうが少ないくらいでした。教室を出て緊張がゆるんだときに働くこの智力こそ大自然の純粋直観とも呼ぶべきものであって、私たちが純一無雑に努力した結果、真情によく澄んだ一瞬ができ、時を同じくしてそこに智力の光りが射したのです。そしてこの智力が数学上の発見に結びつくものなのです。しかし、間違いがないかどうかと確かめている間はこの智力は働きません

【『春宵十話』 岡潔〈おか・きよし〉(2006年、光文社文庫)】

 確かに、こんな経験は多い。

 小説家がアイデアを捻り出したりする時も、考えに考え、行き詰まり、煮詰まって諦めた後に妙案が浮かぶことが多い、という内容の話を、今までに何度も目にした。

 これって一つの真理のような気がする。

 人生の岐路に立たされた場合、私はこの事(上記の真理のようなもの)を意識して決断するよう心がけてきた。

 意識して考えるようにしなければ、短気な私はすぐに決断を下してしまうからだ。

 私は江戸っ子より気が短い三河っ子なのだ。

 自分が短気であることを踏まえ、兎に角、結論はすぐに出さず、考えに考え、少し寝かしてもう一度考え、疲れ果てて考えられなくなって放り出した後に決断を下すようにしてきたのである。

 そして、その結果、私は無事に生存している。(笑)

 まあ、大した決断は下していないかも知れないが。(涙)

 三十代の後半になって、白黒がハッキリしない答えの方が、世の中には多いのかも知れないと思うようになった。腹が立つが仕方が無い事なのかも知れない。

 悪い人間にも良い部分があるし、良い人間にも悪い部分がある。悪だけの人間、善だけの人間なんて見た事が無い。そういった意味ではみんなグレーだ。

 でも、善い人間でありたい。世のため人のために生きたい。これが本音。だからといって、アメリカみたいに正義を振りかざして、自分から見た悪をぶった切るような生き方もしたくない。

 でも、でも、悪い奴、ふざけんなって思う。

 悪い奴、大概にしとけよってね。

 子供を虐待するヤツとか、簡単に人を殺すヤツとか、本当に止めろって言いたい。

 てめえの命はそんな事のために流れてんのか?

 ちょっとは考えろって!

 絶対違うよ!

 久しぶりに飲みながら書いてます。(乱文ご免です)

 辛いことなんて、誰だってそこここに抱えてるんだよ。正当化して逃げてんじゃねえよ。自分の目標をぶっ立てろよ。そんでやってみろ。出来るか、出来ないかなんて関係ねえ。やるか、やらねえかだよ。やってから考えろって。やってみなけりゃ判らねえんだからさ。

 夢を簡単に諦めるんじゃねえよ。

 夢の途中で死ぬんだったら、別にそれでいいじゃねえか。諦めて誤魔化すより格好いいって。勝手に夢を引っ込めて、生温く過ごして事なかれ主義でいくよりね。

 やれってば! 兎に角さ。

 オレはやってる。

 亀みたいな歩みだけどね。

 オレの目標、書いちゃおうか。

 オレの目標は、ハリウッド映画を超える作品を創る事。

 アカデミー賞を穫るんです。

 だから、映画とか小説とか一杯、観たり読んだりしてるんです。

 それで書いてるの。小説を。

 今まで、三作書いて、新人賞に応募したんだけど、箸にも棒にも引っかかりませんでした。どうぞ笑って下さいよ。

 恥ずかしいけど、書いちゃいました。

 笑いたいヤツは笑えばいい。バカにして貰って結構。でもね、オレはやるんですよ。やり遂げるんです。

 だって、そう決めたんだから。

 今に見てろ、ってことですよ。

 だから、これを読んでくれた人、頑張ろうぜ!

 流した汗は嘘を付かないから。
 

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