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決断力

 ★★★★★★★☆☆☆

 私が深く集中するときは、スキンダイビングで海に深く潜っていく感覚と似ている。
 一気に深い集中力には到達できない。海には水圧がある。潜るときはゆっくりと、水圧に体を慣らしながら潜るように、集中力もだんだんと深めていかなければならない。そのステップを省略すると、深い集中の域に達することはできない。焦ると浅瀬でばたばたするだけで、どうもがいてもそれ以上深く潜っていけなくなってしまう。逆に、段階をうまく踏むことができたときには、非常に深く集中できる。
 これ以上集中すると「もう元にもどれなくなってしまうのでは」と、ゾッとするような恐怖感に襲われることもある。

                                羽生善治 「決断力」より

 羽生善治の「決断力」を読んだ。

 将棋の世界で活躍し続けてきた羽生さんの著書からは、直感、集中すること、ミスについて、才能とモチベーションなどといった勝負に関する素晴らしいヒントが溢れていた。

 今回は、集中について書かれていた部分を引用した。

 同じ人間として生きているのに、ここに引用したような集中を一度も体験した事が無い。集中しすぎて「もう元にもどれなくなってしまうのでは」と、恐怖感に襲われるほどの集中を私も体験してみたい。

 勝負事や遊び、殴り合いの喧嘩などに精神が極度に集中したということはあるが、一人ゆっくりと知的な作業に没頭した経験は皆無と言っていい。羽生さんが将棋を指す時と比べれば、私が普段物を考える時の集中など、集中の範囲には入っていないと気づかされた。

 どうやら私は、「考える」ということを疎かにしていたようだ。

 人間は考える葦らしい。

 であるならば、考えることを疎かにしていた私は考えない葦だ。考えない葦、つまりただの葦ということになる。

 集中でき無さ過ぎて、「このままでは葦になってしまうのでは」と、ゾッとするような恐怖感に襲われてしまいました。

 頑張ります!

     

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